集英社WEB版エクラにて「乳がん回想録」連載中です

集英社50代向けファッション誌「eclat(エクラ)」WEB版の公式ブロガーとして活動しています。

ブログでは、日々の暮らしの中にある小さな幸せ──季節の花や、ふとしたお散歩の風景、心がほどける瞬間を大切に綴っていますのですが、今年から新たに「乳がん回想録」を書き始めました。

それは、治療内容ではなく、精神的な面を中心に書いています。

かつて、自分自身が病と向き合ったとき、未来が見えなくなり、情報の海に溺れそうになったこと。その苦しい時間を思い出しながら、今、同じように悩み、迷っている誰かに、そっと寄り添いたい──そんな思いから始めた連載です。

がんの告知を受けた瞬間、涙が止まらなくなる……そんなふうに想像されることも多いかもしれません。でも実際は、悲しみに浸る間もなく、次々に現実的な選択を迫られる日々が待っていました。治療法を調べ、自分自身で決断していくこと。心の準備が追いつかないまま、走り続けなければならない現実。

私はその時、カメラを持って季節の花を追いかけました。

冬から春へと移り変わる、梅や桜。小さな命の芽吹きが、確かに私の心を励ましてくれました。

だからこそ、日常の中にある小さな光、小さな幸せを、私は今も大切に感じています。

乳がん回想録には、そうした想いも込めて、ひとつひとつ丁寧に綴っています。

この「川越花冠」のブログでは、これまで通り、季節の花やギフトへの想い、日常を彩る小さな物語を届けていきます。そして同時に、別の場所ではありますが、乳がんという現実に立ち向かった日々を、アラフィー（40代、50代）に向けて少しずつ記録していきたいと思っています。

もしよろしければ、エクラWEBで連載中の【乳がん回想録】にも、そっと目を通していただけたら嬉しいです。

▶︎ 「乳がん回想録」連載はこちらから（エクラWEB）

誰かにとって、それがほんの小さな灯りとなることを願って。