「犬とのお別れを学ぶ時間」〜ペットメモリアルに込めたい想い〜
- Yuka Abe
- 6月5日
- 読了時間: 2分
現在、上智大学グリーフケア研究所による公開講座「悲嘆について学ぶ」を受講しています。ペットのメモリアルリースを制作するなかで、改めて「お別れ」について丁寧に向き合いたいと思い、この講座を受講することにしました。
グリーフケアについて学ぶことで、ペットロスに寄り添いたい
今回のテーマは「悲嘆(グリーフ)」について。グリーフとは、大切な存在との別れによって生じる深い悲しみのことをいいます。
私自身、かつてミニチュアダックスを家族として迎え、一緒に暮らしていました。別れから5年以上の歳月が流れた今でも、彼女の存在は私たち家族の中で生き続けています。食事中にうっかり何かをこぼしてしまうと、「ケリーちゃんがいたら、きっとすぐ食べてたね」なんて話が自然に出るのです。
犬たちは、人間よりもずっと早く成長し、そして年老いていきます。幼いパピーだった日々は一瞬で、気がつけば自分の年齢を追い越し、介護が始まり、そして見送る日がやってきます。その過程には、喜びも愛おしさも、戸惑いや寂しさも、すべてが詰まっています。
だからこそ、ペットメモリアルリースには、ただ「飾る」だけではなく、そこに宿る想いや物語を大切にしたいと思っています。今回の講座では、悲嘆に寄り添う心のあり方を学ぶと同時に、どのようにしてその思いを形にしていけるか、改めて考えるきっかけとなりました。
グリーフケアを学び続けることで、いつか大切な存在を見送った方の、ほんの少しの慰めや寄り添いになれたらと願っています。
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